中学生雲雀さんがツナにお付き合い記念として指輪を贈るネタを妄想してたら悲しい方向に話が進んでしまった…バッドエンドじゃないけど遠回りしてしまうヒバツナでした。(↓続きに収納してます)
そして、全然関係ないけどプリンターが壊れたってことはコピー本が作れないという事実にさっき気づきました。オフ本も完成してないし、コピー本の漫画部分のネームもしてないけどこれは大問題!
うぐぐ…インクはたくさんあるのになんてことなの…
あ、あと!ノベルティは着々とできてます。←
・メモ帳(2種類)
・絆創膏4枚セット
・カプセル型付箋10枚セット
・使い捨て耳かき5本セット
・トランプ型押しピン4個セット
・あぶら取り紙20枚セット
全部20個くらいなのでほぼ手作りです。それが、作るのがめっちゃ楽しくてね!でもこれって最低でも本が6冊ないとおかしいのに…こんなことやってうるから原稿が進まないんですね。分かります。
んで、ここまで作ってみたものの、配布可能かどうかまだ調べてないのです。赤ブーでの食品配布禁止は知ってるんですが、市販のものを小分けして(キャラのシール貼って)ラッピングした程度のものなのでこれがOKなのかどうか…うううーんイベントが終わったらゆっくり調べてみます。
通販を利用してくださる方にももれなく差し上げる予定です。本の数と同じしか作らないと思うのですべての方にいきわたると思います。いや、本が余る可能性が大いにあるので足りないってことはまずないか。
雲雀さんから告白して、ツナも前から好きだったからすぐに付き合うようになったけどツナはまだ雲雀さんと居る時にビクビクしてしまうことが多くて距離もあまり縮まりません。言いたいことも言えないし、雲雀さんに絶対に逆らわないツナを見ていて雲雀さんも不満がありますが嫌われたくないので何も言いません。
そして、付き合って1か月後。雲雀さんがペアリングを用意します。付き合って1ヶ月記念のプレゼントでしたが雲雀さんとしてはもう一つ意味がありました。
「君は気持ちを言葉にするのが苦手みたいだから、僕を嫌いになった時はこれを返してくれたらいい。それで終わりにするから」とツナに言うのでした。
そのことがツナにとってはショックでたまりません。雲雀さんのことを嫌いになるなんてありえないし、これからもずっと一緒にいたいと思っていたからです。
逆にそれは指輪を返してと言われたら別れる=ツナのことが好きじゃない。話し合いもしない。とスッパリ切られてしまう可能性もあると考えます。
初めてもらったプレゼントがこんなことに使われてしまうのは悲しいし、そんな日がいつか来てしまうのは絶対に嫌です。それでも何も言えずに「分かりました」とお礼を言えないまま帰ってしまいました。
机の引き出しに大事にしまったままの小さな箱。中の指輪はキラキラと銀色に輝いていますがそれを見るたびにツナは落ち込んでいきます。指にはめてもスカスカで自分のものじゃない気もしてきます。いっそ自分のものじゃないならいいのにとまで思ってしまいます。
そんな日が続いて2か月か経つ頃。雲雀さんとデートに行くことになりました。そしてデートには指輪をつけて来て欲しいと言われてしまったのでデート当日初めて指に嵌めて出かけました。
待ち合わせ場所にいた雲雀さんも指輪を付けてくれていて今までの暗い気持ちが一気に吹き飛びました。「恋人らしいこと」はこれが初めてだったからです。
ツナのことを大切にしている奥手の雲雀さんはキスをするどころか手を繋ぐこともしていません。付き合っているということを公にしたくないツナのためを思って我慢していましたが、さすがに我慢の限界だったのです。ツナは気づいていませんが男にモテるのです。なので雲雀さんとしては自分のものだと公表したい気持ちがありました。なので今回はある意味賭けなのでした。
ツナが指輪をしてきてくれたらもっと触れて、恋人らしいことをしようと決めていました。
早速デートを初めて、手を繋いで映画館に入ってツナが見たがっていたアクションものの映画も見ました。ランチは近くのファミレス(ハンバーグ目当てで)それから近くの海岸で散歩コースをゆったり歩いて…と雲雀さんのデートプランは進んでいきますが、なんだかさっきからツナの様子がおかしいです。空返事が多いし、キョロキョロと周りを見て落ち着きがありません。
どうしたのかと聞いてみるとなんでもないと言い張るツナですが顔色が悪い上に涙目で何でもない状況とはいえません。少し強く問いただすと逃げるように後ずさります。反射的に手首をつかんだ雲雀さんは気が付きます。朝、ツナの指にあった指輪が無いのです。
ツナは雲雀さんからもらった指輪をどこかで無くしていたのでした。泣きながら謝るツナを落ち着かせて今来た道を戻りながら指輪を探します。海岸にもレストランにもありません。その間の道にも。そして、夕方になったころに映画館のロビーの隅で指輪を見つけました。
「もう、なくしたらダメだよ」と優しく指に嵌めてあげる雲雀さんはどこぞの王子様かと思うくらいカッコいいのです。ツナがぽーっと紳士雲雀さんに見とれていると雲雀さんの表情が曇っていきます。
すると、いきなり指輪を抜き取られてしまいます。すっと、気持ちまで一緒に抜けてしまう感覚に襲われます。
え?なに?と混乱しているツナの耳に小さく呟いた雲雀さんの声がしっかりと届きます。
「最悪」
プレゼントした指輪をなくしてしまったことで雲雀さんの気分を損ねてしまった。もしくは夕食はレストランを予約していてその時間も過ぎて雲雀さんのデートプランをめちゃくちゃにしてしまったツナに怒っているのかは分かりませんが、「最悪」というのは自分のことを言っているのだと解釈します。
雲雀さんの手の中にはツナの指輪。つまり、雲雀さんはツナのことがもう好きじゃないということになります。
突然の別れ、しかもそれが自分が原因では何も言えませんが、ツナは雲雀さんに嫌われてしまったとその場で座り込んで泣いてしまいます。
別れたくない、雲雀さんのことが好き、と必死で言っているのは分かるのですが雲雀さんはどうしてツナが急に泣き出したのかそんなことを言うのか分かりません。とりあえず椅子があるところまで移動して話を聞くことにしました。
雲雀さんが「最悪」と言ったのは自分自身のことだったのです。大好きなツナのために用意してプレゼントした指輪のサイズが合っていないことに今頃に気づいたからなのでした。前もってリサーチしてたはずなのにツナの指には大きすぎる指輪。彼氏の立場としては恥ずかしくてたまりません。そこですぐに作り直させようとツナの指輪を取ったのでした。別れる気なんて微塵も無かったのでした。
こうしてお互いの誤解は解けて無事に予約していたレストランで食事をしたまた。1時間半遅れでも気にしません。目の前に大好きに人がいるから。
おわりー!
[5回]
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