ヒバツナ生活世/界/★/最/強/の/勇/者

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2025-04-29 23:05

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前回に引き続きミクです。珍しくGペンではなく丸いペンだけで描いてます。たまに違う描き方を試したくなります。でも描きやすかったのはやっぱりGペンでした；

そうそう!今日のタイトルは今観てるテレビ番組です。なにやら世界の勇気ある行動を特集してるみたいですよ。
はーい！それではイキナリですが地下鉄のホームに落ちてしまった女の人を助けた男の人の話を元にヒバツナで妄想してみよう！のコーナ～！！（どんなコーナーだ…

二人は高校生で面識はありません。でも雲雀さんは今でも最恐の風紀委員長だったのでツナは雲雀さんの存在は知っています。

ツナは並盛高校へ通学の為に駅のホームにいます。
もうすぐ電車が来るという時にタイミング悪く貧血を起こしてしまいます。そしてなんと電車が来る方へ落ちてしまいます。でも偶然近くにいた雲雀さんはそれに気づき自分もホームに飛び降ります。
当然電車が来ますが間一髪、ホーム下のスペースに逃げ込んだ二人は助かります。ツナは震えながらもなんとか声を出して自分を助けてくれた雲雀さんにお礼を言いますが、なぜか理不尽な理由で怒られて、助けてあげたことを理由に雲雀さんにいろんな事をさせられます。最初はパシリ的なことです。最後はくっつくのでセクハラもあってもいい。むしろセクハラメインでもいい！！

ざっと書き出してみましたが、↓続きからもっと細かく書いてみました。（途中まで）

＊＊＊

あと数秒で電車がホームに入ってくるという時だった。
オレの意識は突然霞み、体がふわりと浮かぶような感覚に陥った。
「あ、倒れる」と思った瞬間にはもう遅かった。2メートルも無い高さなのにそれはまるで暗く底なしの穴に落ちるような感じだった。オレはそれが怖くて硬く目を閉じた。痛みはあったものの、いまいち状況が呑み込めない。オレ、どうなったんだろう。
やけに近い電車の音と女の人の悲鳴に起こされるように目を開けると自分が線路の上に寝転んでいるのだと状況は判断できた。でも、腕と足が重くて体が起こせない。よく観ると膝からはうっすらと血が滲んでいる。きっと落ちた時にどこかで擦りむいたんだろう。何も無い所でも転ぶことも珍しくないオレにとってそれはどうでもよかった。それよりも、目を開けていられないくらい強い光が近づいてくる。あれは間違いなく電車だ。ヤバい。このままじゃ確実にオレは死んでしまう。でも体が恐怖と痛みで動かせない。

（誰か、誰でもいいから助けて…！！まだ、オレ死にたくないよ…！！）

―暗闇は突然やってきた。

温かい何かに包まれたと思ったら強い力で体が傾いた。
キキーッという耳に響くブレーキ音と同時に頭の上から吐息が髪にかかった。
まだ、生きている。抱きしめるように包んでくれているこの人に助けてもらったんだ。
よかった…オレの人生は15歳で終わることは無いんだ…。

＋恋するステーション（BLパラレル）＋

周りが騒然とする中、オレは学ランを羽織った彼に腕を引っ張られ駅のホームにへたり込んだ。
電車が猛スピードで近づいてきた時はもう、本当に死ぬかと思った。

「あ、…あ、りがとう、ござい…ました…」
「君、どういうつもり？」
「……え？」
「僕の町でこんな事故起こそうなんていい度胸だね」
「べ、べつに落ちたくて落ちたんじゃ…急にフラってなって、それで…」
「どうせ、寝坊して朝食を抜いた結果、貧血起こしたっていうくだらない理由だろ。」
「う…確かに朝ごはん食べてないですけど…」
「全く…君のせいで制服が汚れたじゃないか」
「す、すみません…あの、クリーニング代…」
「へぇ、金だけ渡して僕に出しに行かせるんだ」
「いえ！そんなつもりじゃ…」
「じゃあ、はい。」
「え…」
「明日、綺麗にして返しにきなよ。」
「明日って…そんな今からクリーニングに出しに行っても間に合わないと思いますけど…」
「それは君の努力しだいでどうにかなるだろ。それとも今すぐ咬み殺されたいなら僕は構わないけど」
「え、遠慮させていただきます！！明日必ずお持ちいたします！どうかお命だけは…！」
「…君、面白いね」

恐怖と緊張で言葉使いが変だったことなのか、半泣きで髪もぼさぼさの格好だったかは分からないけれど、その時の雲雀さんの微笑んだ表情は今でも忘れられない。でも、どちらにせよ黒髪から覗く漆黒の瞳は確かにオレを映していた。頬が真っ赤に染まった原因は雲雀さんなのに「変な子」と言われてしまった。

その時のオレはまだ知らない。
雲雀恭弥に散々な目に合わせられることを。
この春、高校生になって少しはまともな毎日を送れると思っていたのに、オレのダメツナライフはまだ終わりそうに無かった。

＊＊＊

続く、のか…？

[2回]