ヒバツナ生活理由が欲しいだけ

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2025-11-22 21:28

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それは突然だった。

「沢田綱吉」

シューズから靴に履き替えて帰ろうとした時だった。
後ろから声を掛けられ、振り返ったら白い箱が弧を描くように宙に舞った。
オレは反射的にソレと受け止めた。
ペンケースくらいの大きさの箱にはシックなリボンが結んである。
いかにもプレゼントですという感じだ。

「あのっヒバリさん…これは…」
「君にあげる」
「えっ…」
「来年、楽しみにしてるから」

そう言い残すとヒバリさんは学ランを翻し校舎の中へ入っていった。
オレはというと、ヒバリさんの行動と言葉の意味が全く分からず呆然立ち尽くしていた。
受け取った白い箱を返しに行こうと考えたが「あげる」と言われたからにはこれはオレのものなのだろう。
とりあえず、鞄に入れて持って帰ることにした。
家に帰り、リボーンにこのことを言うと、「ダメツナが。少しは頭使え」とバカにされた。

「そんな言い方しなくてもいいだろ！帰ってくる間考えても分かんなかったんだから！」
「仕方ねぇな。じゃあ今日は何の日か知ってるか？」
「えっと…ホワイトデー？」
「正解だ」
「だからなんだんだよ。ホワイトデー関係ないじゃん！」
「ったく、ヒバリの奴来年はお前からチョコが欲しいからってややこしいことしやがって…」
「チョコってなんだよ。もー！意味わかんねー！！」

それは、全ての始まりの日。3月14日の出来事だった。

* * *

バレンタインにチョコがもらえなくて、でも欲しいといいそびれたヒバリさんが来年、ツナからチョコを（これのお礼として）貰いたいというヘタレ全開話でした。

普通はバレンタイン→ホワイトデーになりますが、ここのヒバリさんはホワイトデー→（来年の）バレンタインとなります。そして、続きません＞＜；ただの思いつきネタなので…＋

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