付き合ってるヒバツナの放課後

「…なにこれ」
「ぎゃっ!!ヒ、ヒバリさんいつの間に!!?」
「なにその変な声」
「だってイキナリ後ろに立ってるんですもん!ビックリしますよ!!」
「イキナリじゃないよ。君が黒板見てニヤけてたあたりから立ってたよ」
「別にニヤけてません!」
「そう?頬の筋肉緩みっぱなしみたいだったけど」
「そ、そんなことないです!」
「まぁ、いいけど。でもさ、これ君が書いたの?」
「山本がふざけて書いたので消そうと思ってたらヒバリさんが来たんです」
「そのままでのいいんじゃない?」
「よくないですよ!明日クラスのみんなに見られるんですよ!?」
「そうだね。上の三角のところに線があったら別れるらしいから消さないとね」
「え、そうなんですか?」
「君と別れるなんてありえないけどね」
翌日、黒板にうっすらと残るアイアイ傘の中に線はありませんでした。
おしまい!
ちおなは未だにスランプ街道全力疾走中です。
なので中学生ヒバツナでリハビリをと思ったけどやっぱダメだった…;
[1回]
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