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web拍手・日記コメントへのお返事はこちらでさせていただきます。※突発的にエロもあるかも。
バイト先でサクランボが入ったゼリーをもらったんですが、
サクランボとゼリーの割合がおかしいんですよ。8:2でほぼサクランボ・・・。
しかも1個380円もするんです。高っ!!!本当は白桃がよかったな・・・(ぼそっ)
「・・・っ」
ちくりと痛みの電気が背筋を走る。
(―やだっ・・・怖い・・・っ)
綱吉は未知の恐怖にかられ思わず雲雀を突き放してしまった。
予想通り怪訝な瞳で見つめられ、ひやりと周りの空気が冷たくなる。
「・・・何?」
「あの・・・雲雀さん・・・本当に、吸血鬼なんですか?」
「だからそう言ってるじゃない」
「じゃあ、今までどうしてたんですか?」
「なにが?」
「ご飯・・・っていうか。人間の血を吸ってきてたんですよね?」
「さぁ、どうだったかな」
「覚えてないんですか?」
「うん。」
もしかして本能的に血を吸ってきたから記憶がないのかな。
一瞬、女の人の血を吸っている雲雀の姿を想像してしまった。
・・・なんだろう。すごく胸が、痛い。
どうしよう。雲雀さんの顔が見れない。
自分が勝手に想像した光景に泣きそうになってきた。
―触れるのも、必要とされるのも自分だけがいい。
自分だけであって欲しかったのに。
「でもそんなの関係ないよ」
「え?」
「僕は綱吉の血が欲しい」
どくん。
雲雀のまっすぐな瞳にまた射抜かれる。
綱吉の心臓は脈打つ音が聞こえそうなくらいドキドキしていた。
これはどんな形にせよ雲雀に求められている自分がいるからか
それともまだ拭えない恐怖心のせいかは分からない。
綱吉は意を決して拳を握り締め息を吸う。
「俺、雲雀さんの為なら食料でもなんでもなります」
「本当に?」
「・・・はい」
(だから、これからも雲雀さんの傍にいさせてください)
―綱吉が一番伝えたかった気持ちは雲雀の唇で塞がれ言葉に出来なかった。
いつの間にか柔らかいソファーに押し倒され軽く触れるだけのキスが降ってくる。
だが、息継ぎの間に開いたわずかな隙間から雲雀の舌が侵入し綱吉の口内を翻弄する。
「・・・んっ・・・ふ・・・」
甘い口付けが綱吉の意識を朦朧とさせ、雲雀のシャツを掴む手にも力があまり入らなかった。
悲しくもないのに生理的な涙が視界を滲ませる。
ぼんやりと雲雀の口元が弧を描くのが見えた気がした。
「・・・ひばり、さん・・・俺・・・」
「つなよし、」
互いの視線が絡み合う。
雲雀は先ほどと同じ場所に綱吉の首筋に舌を這わす。
覚悟はしてたのにやっぱり怖い。
それに、今は雲雀の目には綱吉はただの食料に見えていると思うと
自分で言ったことなのに胸が締め付けられる。
真実を受け入れたくないけど必要として欲しい。
矛盾した気持ちから逸らすように綱吉は強く目を閉じた。
雲雀に首筋をキツく吸われ全身に力が入る。
あぁ、これで雲雀さんはお腹いっぱいになれるかな。
などと頭の隅で考える。だが、
―ごくん。
雲雀の喉がなる音で意識が呼び戻された。
綱吉は血を吸われたであろう箇所に手を当ててみるが特に変わったところはない。
おまけに。
「・・・あれ?痛くない・・・?」
ホラー映画で観たような鋭い牙で皮膚を噛まれ、血液を吸われるのだからもっと痛いものだと覚悟していたのに。それともこれが本物の吸血鬼の吸い方なのだろうか。予想と違った結果に不安になり雲雀を見上げるとなんとも満足げな表情を浮かべていた。
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前回に引き続き、スイマセンーー!!
終わらなかった・・・!!
ワードで打ってたらどんどん内容が多くなっちゃいました・・・
次回でちゃんと完結させますので!!
ちなみにまだふたりは付き合ってません。(え
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