ヒバツナ生活いっちゃいな

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2025-04-30 05:32

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ひょえっ！もう残す所八月が2日しか残ってない！？この前、棚卸しした記憶があるんですけど…；

あと、夏コミの通販を買ったからなのか、同意本を描きたい衝動にかられます。でも作り方が全くわからないので形には出来ないと思います。でもイベントに参加するくらいはしたいな～　都会に住んでる方が羨ましい…！！秋にもヒバツナのイベントがあるんですよね。これからも通販を頼るしかないか。

前回のヒバツナ子の続きは折り畳みからそどうぞ～^^

Shallwe Dance？　中編

「ツナくん、私5番テーブルに行って来るから3番テーブルの人たちに注文聞いてきてくれる？」
「ねぇ京子ちゃんやっぱりオレより他の女の子がいいと思うんだけど」
「なに今さら弱音は吐いてるの。さっき隣のクラスの男子と仲よく写真撮ってたじゃない」
「ち、違うよ！アレはどうしてもって言われて…それにダメツナのオレがメイド服なんて着てるから、からかってただけだって」
「そんなこと絶対ないよ。ツナくんが可愛いいからだよ」
「京子ちゃん…」
「アイドルふたりで何イチャついてんのよ」
「黒川、アイドルは京子ちゃんだけだよ」
「はいはい、あんたのネガティブ思考はあとでたっぷり聞いてあげるから早くオーダー取ってきなさい」
「う、うん…」

並中の文化祭は2日間行われる。今日は2日目で２－Ａのメイド喫茶は大繁盛している。きっと京子ちゃんがいるからだ。
それはだれもが予想できたことだがこの状況はオレが一番戸惑っている。そう。オレは昨日まで裏方だった。でも一日目にクラスの女子の一人が貧血で倒れ、急遽オレが代役をさせられている。最初は「絶対に無理」と頑なに拒んでいたが、仲がいい京子ちゃんと黒川に頼み込まれて断ることが出来なかった。
ガリガリで女の子らしくないオレが着ていいものじゃないのに、あの人の言葉が心の中にずっと残っている。

「君のほうが可愛いと思うけど」

「はぁ…真に受けるなんてどうかしてるよ…」

嘘でも冗談でも、嬉しかったんだ。オレはあの人といる時は女の子になる。
だって、ほら今も。教室の扉が開かれるたびに期待してしまう。もしかして、見に来てくれるんじゃないかって。そんなことあるはずないのに。
今、彼は何をしてるんだろう。校内の見回りだろうか。いや、こんな群れの中に自ら入っていくわけない。草壁さんからの報告を応接室で聞いているのかもしれない。
今では彼の行動をすぐにイメージできるほど、よく一緒にいるようになった。それは3日前までの話しだったんだけど。

オレはヒバリさんからのダンスパーティーの誘いを最悪の形で断った。

***

辺りはオレンジ色に染まり始め、文化祭の催しも残りひとつとなった。グラウンドには少しずつ生徒が集まりかけていた。オレは、フェンスの脇に立つ、藍色の髪をした先輩に駆け寄った。

「おや、綱吉くん。制服に着替えてしまったんですか？」
「あんな格好で歩き回るなんて恥ずかしくてできないです」
「そうですか？よく似合ってたのに勿体無いですね。それではこれは貴重な画像になりますね」
「あっ、それ昼間の…」
「ええ、よく撮れていたので待ち受けにしちゃいました」
「なっ！今すぐ消してください…！」
「クフフ、恥ずかしがる君も可愛いですね」
「もー！骸先輩までからかわないでくださいっ！」

音楽が鳴り始め、生徒達も手をとりながらダンスを踊り始めた。この日のために全校生徒は体育の授業の中で簡単なステップを習ってる。映画でよく見る軽やかな動きはないがそれなりに絵になっていた。オレも骸先輩に手を引かれて輪の中に入ればたちまち注目の的だ、なんたって骸先輩は女子に大人気の先輩だからだ。この前は高校生にデートを申し込まれていたと噂を聞いた。どうしてそんなすごい人がオレを選んでくれたかを聞いてしまっては後戻りできない気がしてすぐに口を結ぶ。恋に疎いオレにだって好意を寄せられているかそうでないくらいは分かるようになった。

今は、先輩と後輩の関係を保っているが、これ以上踏み込んだらいけないと警告音が鳴っている。

考え事をしながら躍れるほどオレはダンスが得意ではない。案の定、ステップを間違えたオレはバランスを崩して倒れそうになった。でも骸先輩が支えてくれたおかげでなんとか尻餅はつかずに済んだ。お礼を言おうとした時にはもう遅かった。腰に回された腕は抱き寄せるように力が込められ、鼻先がつくくらいの距離になっていた。とっさに顔を背けるとその先には。

暗く、冷たい表情のヒバリさんが立っていた。

その瞬間、ズキリと痛む足首よりも心臓が押し潰されそうな感覚が全身を支配した。

長くなったので3つに分けます。次回で完結、できるはず…

[3回]