ある日、雲雀さんは見回りの途中でリボーンという赤ん坊から金色のランプを押し付けられます。なんでも中にはランプの魔人がいて3つだけ願い事を叶えてくれるというのです。
でもそんなことには興味がわかない雲雀さん。欲しいのもがあったら自分の力で手に入れるからです。なので学校に戻る途中ゴミ捨て場に捨てて行きますが、なぜか応接室の机の上に捨てたはずのランプがありました。そのあとも草壁さんに命じて捨ててもらいますが結果は同じ。どんなことをしても雲雀さんのところに戻ってくるのです。もう捨てるのも面倒くさくなって放置することにしました。
ランプを手に入れて1ヶ月がったころ。応接室の隅に置いていたランプには埃がかかっていました。なんとなくその埃を拭いてみました。すると突然煙の中から茶色の髪をした少年(というか子供)がでてきました。てっきりムキムキの半裸の男が出てくるのかと思っていた雲雀さんは拍子抜けです。こんなひ弱そうな子供に願い事なんて叶えられるとは思いません。
「は、初めまして!オレを出してくれてありがとうございます!お礼に何でも3つ願いを叶えます」
「へぇ、あの赤ん坊の言ってたこと嘘じゃなかったんだ」
「あの、願い事ってありますか?」
「別に。」
「何でも言ってください!あ、でも人を殺すことはタブーなのでそれ以外でお願いします」
「願い事なんてないよ」
「本当に何でもいいんです。あなたの願い事叶えないとオレ、リボーンに怒られるんです」
「……じゃあ、掃除して。」
「掃除、ですか?」
「この部屋のね」
「そんなことでいいんですか?」
「僕がそう願うなら叶えてくれるんだろ?」
「それはそうですけど…」
綱吉と名乗るランプの魔人が何か呪文のような言葉を言うと部屋が光って一瞬で綺麗になりました。力は本物のようです。でもだからといって雲雀さんが叶えて欲しい願いは別にありません。なのでしばらく綱吉との生活が始まります。願いを言わなくてもランプを擦ればしばらくの間、綱吉はランプから出てくるからです。
長くなったので続きは明日!
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