朝、校門前。風紀検査真っ最中。
「あれ、雲雀さんだよね!?」
「何あの素敵オーラ!なにかあったのかな。あっ、目が合っちゃった!ぎゃあああっ!!何もしてないところが逆に怖い!!」
「いつもみたいに咬み殺してくれたほうがいいよ!」
という生徒たちの会話が飛び交い(全部小声ですが)やっとツナが登校したかと思えば、
「やぁ、今日は遅刻しなかったんだね(ニコリ)」
「ひっヒバリさん!!?(何今の笑顔!?)」
「そんな君にご褒美だよ。哲、持ってきて」
「はい、こちらに」
「鞄、開けて」
「えっあ、はい。って、うわっ!な、なんですかこれ」
「あげる」
「アメですか?」
「うん。」
「あ、ありがとうございます…」
「うん。じゃあね」
そのあとすぐ、獄っくんが登校してきました。
「10代目!おはようございます!」
「あ、おはよう」
「それ、なんですか?鞄からこぼれてますけど」
「ヒバリさんからアメもらっちゃった…。しかもめっちゃ笑顔だった…」
「アイツが笑ってたんですか?」
「うん。すっげー怖かった…」
「まさか骸のやつが憑依してるんじゃ」
「オレも思ったんだけど気配はなかったから違うと思うよ」
「それじゃ、なにか変なものでも食べたんじゃないんですか?」
「そうなのかな…」
放課後、ヒバリさんの下駄箱に正/露/丸のビンが入っていました。
”アメありがとうございました。責任をもって全部食べさせていただきます。あと、コレよかったら飲んでください。お大事に。 沢田綱吉”とメモも一緒に。
ちょっとした異臭騒ぎが起こったり、靴にあの独特な臭いが付いてしまいましたが、これがツナがやったことなら咬み殺すこともできませんでした。なんで薬が入っていたのか分かりませんが、ツナから何かかもらえたのはこれが初めてなのでかなり嬉しかったヒバリさん。
やっぱり、一位だっただけのことはあるね。と、占いにのめり込んで今後暴走してしまう委員長。
下手したら変人扱いされる可能性もある展開ですが、恋は盲目!ヒバリさんだって人間だもの。初恋なんだから仕方ない☆
その場合ものすごく不憫な気がするけど。
恋愛運?今日はまずまずだって。(←ツナと出会った後のヒバリさん)
でも、昨日は最高だったのにな。沢田と2回も話せたんだから。でも黄色いものをそばに置くと運気が上がるらしいから何か哲に用意させてるよ。そうだ、あの子(ヒバード)がいてくれたらいいのに。今日に限っていないんだよね。それにしても、遅いな。あと1分で来なかったら哲を咬み殺そう。早くしないと午後の授業が始まるだろ。
50秒後。
黄色い花や黄色い小物がいろいろ。それにプリン、カステラにバナナといったものを持ってきます。そのあとは予想通りの展開でツナを応接室に呼んでおやつをあげて、ヒバードとじゃれあってるツナを見てほんわかしてるヒバリさん。
結果的には、
ヒバリさんの奇妙な行動はギャップ萌えという効果を発動。
恥を生贄にツナの恋心を召喚!
ずっとヒバリさんのターン!!!!
恋するヒバリさんは大暴走しがちです。大抵は風紀委員が被害にあいます。特に草壁さんは大変なんじゃないでしょうか…;
[3回]
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