ヒバツナ生活 ((≡ﾟ♀ﾟ≡))

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2025-11-26 18:39

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ファファえもんってどこに売ってるんですか？（真顔）
桃箱さんの萌えボイス大好きなんですよ＾ｖ　マトリョシカもいいよね*＾＾*

今日は休みだったので秋冬の服を買いに行ってきました。可愛いスカートをゲットしたので大満足です。夏より冬が好きです。とりあえずブーツを履けばそれとなくオシャレに見えるからね！
それと、帰りに前の車が１８２７ナンバーで思わず写メ撮っちゃいました。興奮しすぎて手元が震えて若干ぶれたけどね！指定ナンバーじゃないところがまたいいな～　う　ら　や　ま　し　い　！！

久しぶりの「春」シリーズの続きです。

◇　春を、想う。

２ヶ月近くパラレルワールドを旅していたけれど、冬の終わりはまだ先のようだ。
凍てつく北風は身体の芯までひえさせる。泊まる所もない。財布や食べ物も何も持っていないオレは体育倉庫に忍び込み、寒さをしのいでいた。

陽は昇り、最後の世界に来て丸２日が経とうとしていた。
長い旅の間、不思議と空腹にはならなかった。ところが、今は普通にお腹も空いて寒さも感じている。この世界に存在していると勘違いをしてしまうほどに。

ここにオレの居場所なんてないのに。

それでもオレは今日もヒバリさんのところに会いに行いく。昨日トンファーで殴られた頬はまだ少し紅いけど。

「おはようございます！ヒバリさん」
「草壁、僕は先に戻る。違反者リストは後でチェックするから」
「分かりました。報告は後ほど致します」
「任せたよ」
「あ、あのヒバリさん！少しだけお時間いいですか？」
「草壁。この部外者も排除しておいて」
「部外者、ですか？」
「ウチの制服着てるけど生徒じゃないから」
「いえ、あの話せば長くなるんですが…実はオレ、」
「君に聞いてないよ。それとも昨日のようにまた咬み殺されたいの？」
「できれば遠慮させてください」
「それなら今すぐ僕の前から消えて。目障りだ」

軽蔑を含んだ冷たい目は凍てつく身体にぐさりと刺さる。ヒバリさんに冷たくされるのはこの世界に来て何度目だろうが。突然現れたオレに不信感を抱くのは当たり前だ。でもオレは諦めない。オレはまだヒバリさんのことが好きだから。
死んでしまったヒバリさんの代わりに聞いて欲しいことがあるなんて身勝手で我侭だってことは分かってる。それでもオレは貴方のことを大好きだったってことを言葉に出来ずにいるのは、この時間さえも失いたくないから。

オレが告白する時、それは別れを告げる時だと決まっていた。

あの頃がどんなに幸せだったか。ヒバリさんと過ごした僅かな時間はオレの宝物だ。。
オレは熱くなる目蓋を擦りながら離れていく黒い背中を追いかけた。
一度でいいから、オレの事を見て。

***

「待って、ください！ヒバリさんっ！」
「君しつこいよ。それに廊下を走るな。」
「す、すみません！ヒバリさん歩くの早いから…」
「僕が悪いっていうの」
「いえ、そういう意味じゃないんです。すみません」
「それにさっきも言ったけどここの生徒でもないんだから勝手に制服着ないでくれる」
「この世界ではそうなんですけどオレも並中の生徒なんです」
「またその話。君、病院行ったほうがいいんじゃない」
「オレは正常です。確かにヒバリさんから見たら変な奴かもしれませんけど…」
「僕は忙しいんだ。無駄話したいなら他をあたりなよ」
「それは出来ません。オレはヒバリさんに逢いに来たんです」
「僕は君なんて知らないし、これ以上関わるのは御免だよ。今すぐ消えて」
「…オレは諦めません。ヒバリさんにどんなに咬み殺されてもまだ帰りません。またあとで来ます」
「二度と来ないで。君を見てるとイライラする」

昨日も思ったけど、キラリと光るトンファーを見るのは久しぶりだな。オレがいた世界じゃあまり見なくなっていたから。ヒバリさんはオレの事どう思ってたんだろう。咬み殺す価値もない人間だと思ってたから殴ったりしなかったのかな。冬になる前まではそれなりにいい関係だった気がする。雑用をさせるためだったとしても応接室に呼んでもらえるなんてすごいことだったんだよね。当たり前だったことが、本当は幸せだった毎日だと気づいたのはこの旅をしてからだ。

「放課後、また来ます」

ヒバリさんの顔は見れなかった。傷ついた心にヒバリさんの声は深く響くから。オレは逃げるように校舎を出た。
それから、体育館の裏に見つけた風除けの木に寄りかかりながら過去を思い出していた。頬を伝う涙は拒絶の痛みか、過去への懐かしさかは分からない。お腹が空いて、寒くて。ヒバリさんがいない時間は長くて。真っ暗な部屋に閉じ込められたみたいに不安ばかりが押し寄せてくる。

寂しいなんて、オレが言っていい言葉じゃないのに。

木枯らしが吹き抜ける空は高くて、遠い。
悴む指先を温めることも出来ないまま、意識が遠のいていった。

<続く>

最後の世界にきて一日目に何があったか書くの忘れてた～～＞＜；
次の話でヒバリさん視点で書こうかな

[2回]