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web拍手・日記コメントへのお返事はこちらでさせていただきます。※突発的にエロもあるかも。
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マンションに着くと沢田が目を覚ました。といっても完全に寝ぼけてたけど。
差し出したミネラルウォーターを思いっきり零したくらいだし。
酔ってるから手元が危うくなるのは気にしないけど。
沢田を先に寝かせようとしたら沢田は床に寝転んだ。
なんでわざわざ零したミネラルウォーターの上なんだ。
当然、スーツも髪の毛も濡れる。これは着替えさせるしかないか。
手に持っていたタオルで床を拭き、クローゼットがある寝室まで沢田を運んだ。
相変わらず、軽い身体だ。
ベッドに座らせた沢田は濡れて肌に吸い付くカッターシャツに苦戦していた僕をよそに、むにゃむにゃと寝言を言っていた。ホント、暢気なものだよね。
僕が何も考えずに着替えさせているわけないのに。
男にしては華奢な身体。白磁のように透ける肌に紅潮する頬。
全てにおいて僕の理性を保たせてくれない。
(…なんで、僕ばっかりこんな目に)
我慢なんて僕らしくない。
ふっと糸が切れたように本能が動き出す。
もう、とめられない。
今日見た桜と同じ色の唇に何度も触れた。
息を吸うために開いた唇に滑り込ませた舌は彼の舌と絡みつく。
日本酒の味だけじゃない。とても甘い、蜜の味かした。
「…んっ…ぁ…」
「さわだ」
「ひ、ばり…さん…」
「君は誰にでもこうなの?」
「なにが、ですか…?」
「こんなに可愛いのは僕の前だけでいいのにね」
「…あっ、な、なに…!?」
潤んだ瞳に移るのは欲情に火がついた僕の姿だ。
胸の飾りに舌を這わせば、沢田の吐息が僕の髪にかかってくすぐったい。
「ひゃっ、やっ…なに、これっ…」
力なく掴まれた袖がくしゃりと皺をつくる。
初めてであろう刺激に沢田は震えていた。
恐怖ではない、未知の快楽に。
怖がられていないなら、と僕の行動は止まらない。
空いた片方の指で舐めていない突起をこね回すともっと甘く声を上げる。
それが僕をもっと欲情させるとは知らずに。
「ひばり、さっ、やだっ、やめてっ!」
「何言ってるの。こんなに反応してるのに嫌だなんてウソだよね。ほら」
「あっ、やっ…!だ、だめ…っ」
「君、女みたいな顔なのにしっかり感じてるじゃない。もうこんなだよ」
「…っ!だって、からだが変、なんです…熱くて…」
「じゃあ、その熱、僕が取り除いてあげようか」
「え…?やっなに、してっ…!ひゃっ、ヒバリさん手離してくださっ…で、でちゃう!ああぁっ…!」
「イっちゃったね」
「はぁっ…あっ…」
「今回はこれくらいにしてあげるよ。今日は色々あったから疲れてるだろうからね」
「……ん、」
「―て寝ちゃったね。ゆっくり休みなよ。」
「おやすみ、つなよし」
白濁を吐き出した沢田の体をキレイに拭いてあげて一緒のベッドに入った。
僕の腕の中で寝息を立てる沢田は最高の抱き枕だ。
朝が来て、目が覚めたら君はどんな反応をするのかな。
仮に、何も覚えていなくても僕が思い出させてあげるよ。
綱吉は僕のものだって、ね。
夢だなんて言わせない。
恋はもう始まっている。
未来はきっと、
サクラサク。
<END>
これで、花見ヒバツナ完結です^^
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