ヒバツナ生活しもやけったー

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しもやけったー

2011-02-09 22:52

ついったーみたいな感じですが、しもやけが痛くなってきました。あした皮膚科に行ってきます＞＜

続きからクリスマスの続きです＾＾

●クリスマスなんて。4

ヒバリさんがオレを守ってくれた。なんで、どうして。その理由を知りたいけど弾に当たる直前、耳元で「さわだ」と凛とした響きを残した彼は、いない。その代りに10年後の雲雀さんが立っていた。

「寒い。」
「わっ！？ちょっ、雲雀さん！？」
「やっぱり君、温かいね。それに柔らかい」
「やっ、どこ触ってるんですか…！」
「あぁ、ごめん。つい、いつもの癖で」
「（雲雀さんが謝ったー!!?しかも、いつもって！？）」
「ねぇ、ここ並中だよね。もう冬休みに入ってるのにどうして学校に君がいるの」
「えっと、補習だったので…」
「そう。君のテストの点数には毎回驚かされてたね」
「え！？雲雀さんオレのテストの点数知ってたんですか！？」
「一応、毎回チェックしてたと思うけど」
「毎回！？そんな…オレ相当バカな生徒だって思われてるじゃないですか…」
「そこ落ち込むところ？」
「だって…」
「あんな破滅的な点数なのに一日だけの補習で済んでるのは僕のおかげなんだから感謝してもいいんじゃない？」
「ヒバリさんが何か裏でしてるんですか？リボーンと戦うためとかに？」
「この時代の君ってこんなに鈍かったっけ？」
「え、だって…」
「もう少し僕のことちゃんと見てよ。君くらいだよ、僕の行動を操作できるのは。今も昔もね」
「今もって…10年後の雲雀さんのそばにいるんですか、オレ？」
「いるよ。さっきまで一緒だったし。それよりも寒いから中に入ろうよ。寒くて風邪ひきそう」
「あ、はい…あの、どうしてそんなに薄着なんですか？それに一緒に居たって…」
「これ、言っていいのかな。未来の情報を与えたらダメだって赤ん坊が言ってた気がするんだけど。君は知りたいんだよね」
「…はい」
「10年後の僕と君は、」

「昨日まで敵対するファミリーと戦ってたんだよ。僕のパートナーは君だけだからね、」

「恋人同士なんだよ」なんて甘い想像をしていたなんて言ったら確実に笑われる。だから自分から先に笑ってしまえと思っていた。それなのに声が震えて、雲雀さんの白いシャツを掴むことしかできなかった。
「綱吉？」だなんて名前で呼ぶほどオレたちは距離が縮まっていくんだ。ボスと部下として。きっとヒバリさんから離れられなかったんだろう。だからボンゴレを通してヒバリさんとの関係を繋ぎ止めた。なんて、残酷な未来。それはオレ自身が選んだ道。
今だって抱きしめてるんじゃない。湯たんぽ代わりにでもされているんだ。薄着で12月の屋外はさすがに寒いから。

ねぇ、ひばりさん。
10年たってオレはあなたの隣で笑っていますか？
それとも、隠れて泣いてますか？

「どうしたの急に」
「だいじょうぶです。ちょっと目にゴミが入って…」
「嘘。何かあるんでしょ。僕に嘘は通用しないよ」
「ウソなんかじゃありません、本当にゴミが…」
「君って変なところは頑固だよね。そうえいば10年前のクリスマスって色んなことあったよね」
「覚えてるんですか？」
「忘れるわけないよ。君に”嫌い、帰って”なんて言われたの初めてだったし」
「だってあの時はヒバリさんといたくなかったから…でも言い過ぎたって思ってます。ごめんなさい…」
「それはこの時代の僕に言ってあげて。君は大きな勘違いをしてるからね」
「勘違いなんかしてません。オレ、知ってるんです」

「ヒバリさんに彼女がいるって」

「なに、それ。」

急に風が吹いたと思ったら、さっきまでの大人びた雲雀さんの声よりも少し高い声、でも冷ややかな声が降ってきた。オレがよく知っている、学ラン姿のヒバリさんがオレを睨んでいた。

＜続く＞

次はヒバリさん視点です。時間軸が少しだけ戻ります！

[2回]