ヒバツナ生活週末は雪ですって

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2025-11-25 05:07

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困ったわ、デートなのにどうしよう。

女友達とですけどね！イェーイ！｡ﾟ+.ﾟ(●′ω`人′ω`●)ﾟ｡ﾟ+.ハイタッチ☆

今月は外食の数が多くてお財布の中身がヤバいです。この後に私の送別会という名の飲み会が待ち構えています。今月で一番楽しみなんですが、その頃にはお小遣いも底をついていると思うので銀行からお金をおろさないといけない可能性が…＞＜。

そして！いまだにクリスマスの話が完結してないので書いてみました。でもまだ続きます…；
あと3話くらいで終われるかな？

● クリスマスなんて。3

窓の外は雪がチラついていた。綱吉は2時間かけて解いた補習の課題を手に職員室へと向かっていた。ひとり、廊下を歩きながら吐く息の白さに寒さが余計に増して体が震えた。

「なんでクリスマスに補習なんて…さいあくだ…」

今回の期末テストの結果からしてみたらこうなることは分かっていた。今月に入ってっから綱吉の頭の中は雲雀のことでいっぱいでいつも以上に勉強に身が入らなかったからだ。
今となってはその時間すらもったいなく感じてしまう。
いくら考えたってオレはヒバリさんに見向きもされないんだから。

あの人にとってオレは面白いとしか思えないただの草食動物。ただの暇つぶしの相手。

思い出すだけでも胸が痛い。―昨日、ヒバリさんにひどいことを言ってしまった。たぶん。不快に思ったのは間違いない。
でもあれ以上耐えられなかった。
好きな気持ちさえまともに受け止めてもらえなかったのが悔しくて。すごく悲しかった。
朝、学校に来るときにヒバリさんが校舎の中に入っていくのを見た。手にはトンファーが握られていて、イラついているようにも見えた。きっとクリスマスで浮かれてる人を咬み殺してきたんだろう。取り締まりを強化するって言ってたみたいだし。

その逆鱗に触れてしまったら痛い目に合うのは目に見えている。まして、昨日の出来事があるからできれば。いや、絶対に会いたくない。だからオレは応接室から一番離れたルートを選んで職員室に向かっていた、はずなのに。

出会い頭にぶつかった相手がヒバリさんだなんて。

気が付いたらオレはその場から逃げだしていた。まともに顔なんて見れない。まして会話なんて。ぶつかってすみませんと謝らないといけなかったと思ってももう遅い。そのタイミングは完全に逃していた。このまま帰ろうかと思ってスピードを緩めるといきなり手首をつかまれた。思わず振り返ると鬼の形相のヒバリさんがいた。

「ひっひばりさん…っ！？」
「なんで逃げるの」
「や、やだ！離してください！」
「ちょっと、いい加減にしなよ」
「痛っ…！！」

背中には軋んだ音を上げるフェンス。顔の横にはヒバリさんの手が置かれている。目の前には近すぎるほどのヒバリさんの綺麗な顔。こんな状況でも「かっこいいな」なんて思ってしまうオレは逃げることを諦めたのかもしれない。
そうだ、これはいいチャンスかもしれない。このまま落ち込んで理不尽な感情を一方的に向けてしまうくらいならヒバリさんにフッてもらおう。「気持ち悪い」とか「僕の前から消えて」そんな言葉を言われたほうが諦められるかもしれない。今すぐには無理だけど、一年後、五年後、いつかヒバリさんの幸せを心から願えるようになりたい。その一歩を踏み出すんだ。そう決めたすぐにヒバリさんは意味が分からないことを言い出した。

「君は僕のことが好きなんだろ。だったらどうして逃げるの」
「…分かってるならオレに関わらないでください」
「なに言ってるの。僕から離れるなんて許さないよ。」
「なん、で…なんでそんなこと言うんですか…！」
「君が言ったんじゃない。僕たちは、」
「オレはヒバリさんのおもちゃじゃないです！オレじゃなくてもいいじゃないですか…なんで、」

今すぐにでも殴ってくれたらいいのに。気が済むまで咬み殺せばいいじゃないか。ヒバリさんはそういう人だったはずだ。誰かを精神的に追い詰めるとこなんてしない、まっすぐな人なのに。なんでこんなことするの。オレが嫌いならそういえばいいのに。
堪えていた涙があふれてシューズにシミと作った。視界の端でヒバリさんの体が僅かに後退した、まるで動揺したみたいに。

「さわ、」
「いい加減にしろ。アホ牛。オレはお前のように暇じゃねーんだ」
「ち、ちねー！リボーン！！」
「ランボ！？お前それ10年バズーカじゃ、ってこっちに向けんなー！！」
「なにあれ」
「わっ！ヒバリさん！危ないっ！」
「ちょ、なに、－っ！」
「…え！？」

10年バズーカの弾がオレたちに向かって来ていると気づいた時にはヒバリさんの胸板を強く押していた。本当ならヒバリさんは後ろに倒れて弾はオレに当たっていた。それなのになんで。弾が当たる瞬間、オレはヒバリさんの腕の中にいた。

ボブン！とピンク色の煙の中から現れたのは、10年後の雲雀さんだった。

＜続く＞

10年後が絡んだ話だったことにさっき気づきました。←
クリスマスの話なのに月１で更新って、ね？でも続きは書いてるので今度は早いうちにアップできそうです！

[3回]