+ちなみにこんな感じの話。
千夜一夜物語に影響された時だったのでその設定をもとにした漫画でした。
アラウディ・雲雀さん、ジョット・ツナはそれぞれ兄弟設定。
①粗塩の話
その日は図書委員のジョット(眼鏡っ子)が図書室の戸締り担当になっていました。並盛高校の図書室は結構広くて教室が6個も入るくらいの規模です。なので残っている生徒がいないか見回りをしなくてはいけません。放課後なのでほとんど生徒はいなかったものの、一番奥のテーブでひとりの男子生徒が寝ていました。気持ちよさそうに寝ていましたがこのままではジョットは帰れません。なので肩を揺らしてその人を起こしました。それがアラウディです。ここで普通なら、どきんvと一目惚れする流れですがアラウディはあることで有名な生徒だったのでジョットの反応は「(うわ、なんでこいつがこんなところに)」といった感じです。
アラウディは容姿端麗、頭もいい大人びた印象で女子生徒たちに大人気です。ここまではいいとして実はアラウディの女癖の悪さは半端なく、毎日違う女を連れているという噂もあります。実際体の関係だけの女の子なんて両手の指だけでは全然足りません。なんでも来る者拒まず、でも一人の女に執着はしないといった男としてサイテーの人間です。それでもかっこいいので、まぁアラウディなら仕方ないかと周りの人間も納得している部分はあるのでした。でもジョットは悪い印象しかないのであまり好きにはなれませんでした。
ところがその日を境によく図書室でアラウディと会うようになります。時々言葉を交わす程度ですが図書室という空間のせいか小声で話さなくてはいけないので至近距離になることも多々でした。
そんな関係が続くとジョットは本当のアラウディの姿を見るようになります。
アラウディがどうしてこんな性格になったのかというと中学の時にできた初カノとのこじれた恋愛関係が全ての原因でした。初めて人を好きになって結構ゾッコンな感じだったのでフラれた(というか浮気相手がアラウディだった)ショックの反動で今のような体だけの恋愛しかできなくなっていたのでした。
ココでの元カノは特にキャラはありません。アラウディを浮気相手にするってすごい女の子ですよね><
で、話を戻して。そんなバックボーンも含めて相手のことを受け入れて最終的には好きになるジョットですが、同時にアラウディの気持ちも変化していきます。
毎日違う女の子と居たのにジョットとの何気ない会話(その日ジョットが遅刻した理由が猫に群がられたからとか)をする時間が増えていってふたりでいるところに女の子が誘いに来ても断ってしまいます。
ところが、どんな女の子だって相手できたのにジョットだけは消極的になっていきます。絶対に触れないし、できるだけ距離をとろうとします。それも関係してちょっとゴタゴタあった後に女の子に嫉妬したジョットがアラウディとキスをしようとします。ところがアラウディはジョットの体を突き放します。
男同士で気持ち悪いとかそんなのは全然関係なく純粋な所との触れるのには抵抗があったのでした。こんな自分が触れてはいけない的な。
でもジョットととしては「見境なく誰でも相手するのにどうしてオレはダメなんだ」とぐるぐる考えてしまいます。それから一週間たったころ(お互い気まずくて避けてます)ジョットが図書室で倒れます。睡眠不足がたたって風邪を引いていてしかも高熱があったのでした。目の前で苦しそうに床に倒れているジョットをそのままにしておけるはずもなくお姫様抱っこで保健室に運んであげます。←これが初タッチです(笑)
この後ジョットの残り香で(ずっと我慢していたのもあって)ムラムラしたアラウディが眠っているジョットにちゅーをしてしまいます。意識が覚醒するところだったのでキスされていることは気づいていました。その場を去ろうとするアラウディの制服を引っ張り意識が朦朧としているジョットでしたが必死に自分の想いを伝えます。
「お前のように経験なんてないからどうしていいか本当は分からないんだ。お前の隣にいる女に嫉妬するくらいしかできないオレなんか迷惑な存在だとは分かっている。だけど…アラウディのことがすき、なんだ。オレをちゃんとフッてくれたらもう関わらないようにする。このままだとオレはお前に嫌われることしかできない…」
と、涙でくちゃくちゃになりながらも身を引くことを決心したジョットでしたがアラウディが自分の気持ちと向き合ってハッピーエンドです。
わぁーあらすじだけのつもりだたのに長げー…
ヒバツナ編はまた次回にでも^^
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