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並盛で一番古いボロアパートに引っ越してきた大学一年生のツナのお隣さんは一つ年上の先輩。雲雀恭弥さんでした。
最初挨拶に行ったときには綺麗な女の人が出てきてビックリしましたが、どうやらその人はヒバリさんの彼女さんのようです。雲雀さんはいつも眠そうで不機嫌で近寄りがたい空気をまとっていますがお隣さんということで時々話すこともありました。でもツナは目を合わせようとしません。その原因は雲雀さんです。
何と雲雀さんは彼女がたくさんいてしかも2日に一回はえっちなことをしているのでした。その声だったり音はツナの部屋にまで聞こえていたのでした。
まだ誰とも付き合ったことがない上にそういうことに疎かったツナにとっては刺激が強すぎます。なので雲雀さんと会うたびにそのことを思い出してひとり、恥ずかしがっていました。
でも、アパートに越してきてから3ヶ月が経つ頃には二日に一回だったものが週に一回くらいしか聞こえなくなりました。ツナにとってはありがたいことなので気にしていませんでしたがそれと当時に骸という先輩がよく部屋に来るようになっていました。
その日も骸が遊びに来ていて何気ない話をしていたはずなのに気が付いたらベッドに押し倒されてました。上着を捲り上げられて色んななところ舐められてしまいます。ツナだって二十歳前の男です。この後なにをされるかはすぐに分かりましたが骸の力には敵いません。それでも必死に抵抗しますがついに下着の中に手をいれられて扱かれ始めます。あられもない声を出しながらも助けを求めてもこのアパートにはツナ以外に雲雀さんしかいません。その雲雀さんはまだ帰ってきた様子もなく骸と二人っきりです。
とうとう骸にイかされてしまって、ぐったりとしているツナのお尻に骸の手が…
「やっ…やめてっ たすけて、ヒバリさん…っ」と無意識にヒバリさんの名前を呼んだと同時に大きな音がしました。
なんと、雲雀さんが壁を壊してツナを助けてくれたのでした。その場は骸が引き、乱闘にはならずにすみましたが雲雀さんに半裸で恥ずかしい恰好を見られてしまいましたが、「とりあえず、シャワー浴びておいで」と優しい声で言われて浴室へ向かいました。汗と精液で汚れた体を綺麗に洗って浴室から出てくるとまだ雲雀さんはツナの部屋に居ました。
二人の間に気まずい空気が流れます。ツナはどうしていいか分からずにオロオロしていましたが雲雀さんの口からとんでもない言葉が。
「今日から一緒に住もう。この部屋はもう使えないから空いてる部屋を使うよ」
なんでも「風紀が乱れる」という理由で共同生活が始まりました。アパートには他にも3つほど部屋があったので壁がふさがるまでそれぞれ別の部屋でもいいはずでしたが助けてくれた雲雀さんの言うことに逆らうこともできずにそのまま流されてしまいます。
とりあえず、ここでひとくぎり。
[1回]
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