「線幅補正」という機能にかなり助けられてます。ペンの幅は細めにしてるんですが気が付くと太めの線になってるので線幅を調整しています。
それとは全然関係ないのですが大阪に行くことを想定して観光スポットをググってたら「鈴虫寺」に行きたくなりました。空港から1時間半くらいかかるけど一日あれば余裕で往復できる距離だし嵐山も行きたかったのでちょうどいいかなと思ってます。
ただ、女一人でお茶すすって茶菓子食べてお願い事してる姿を想像したら、ね?
↓並盛荘の続きでも。
***
雲雀さんとの共同生活が始まってから雲雀さんに対するイメージが、がらりと変わりました。怖くて近寄りがたい印象だったものが意外と普通の人で会話もちゃんとできるのでした。時々トンファーで(軽く)殴られたりもしましたが一緒にご飯を食べて「今晩は何を作ろうか」とか家事の当番を決めたりする共通の話題が出来たので1週間が経ったころには目も合わせられるようになりました。
ただ、ひとつだけ気になることがあります。それはヒバリさんが彼女を部屋に呼ばないことです。普通に考えてツナがいるからなのですが、毎晩のようにあんなことをしていた雲雀さんです。同じ男として我慢できないんじゃないかと考えます。そこで気をきかせて帰る時間を遅らせたり、友達の家で飲み会をするから朝帰りをするようになしました。
ツナとしては雲雀さんと過ごせる時間が減って寂しい気持ちになっていきます。そして今日もまた終電で帰ってきたツナは雲雀さんを起こさないように物音を立てないように部屋に入りました。靴は一足。電気も消えているのでたぶん寝てしまっているのでしょう。お風呂にも入りたいけど眠っている雲雀さんに悪いと思って電気をつけずにそのままベッドへ向かいました。
ところが、目がやっと暗闇に慣れたと思ったらいきなり腕を掴まれてベッドに放り投げられました。しかも腕を押さえつけられています。びっくりしすぎて声も出ません。
「どういうつもり」
「…え?ひばり、さん…?」
「今日も帰りが遅いけどまた飲み会?」
「きょうは、山本とご飯食べに行っただけです…」
「あぁあの黒髪のやつね。それで?」
「それでって…」
「そんなに僕といるのが嫌なの。このままそいつと住もうとでも考えてるの」
「べっ別にオレはそんなつもりは…ただ、その…ヒバリさんが…」
「僕が何」
「オレがいつも一緒に居たら色々と迷惑かなって思って…」
「迷惑っていつ僕が言った?」
「だっだって!オレがいたら彼女さんたちを呼べないじゃないですか」
「はぁ…?」
「オレだって気を使えるんですよ!ヒバリさんが彼女さんとそういう雰囲気になった時にオレがいたら邪魔じゃないですか。だから…」
「だから帰ってこなかったってこと?」
「…はい」
「別に僕は発情期の犬じゃない。あっちが誘ってきたらかついでに処理をしてただけだよ」
「なっ!?なんですかそれ!!最低です!」
「君にそこまで言われる筋合いはないよ」
「そう、ですけど…!やっぱり最低です!」
いままで彼女がいっぱいいると思っていたのにそこ子たちのことを好きでもないとまで言い出す雲雀さんに幻滅したつなですが、なんだかさっきから押し倒されている態勢のせいで雲雀さんとの距離が近くてドキドキしていることに気づきました。
それに雲雀さんはツナが外泊をしたり遅く帰ってくることをよく思っていないようです。風紀が乱れるから今後一切こういうことをしないと約束をさせられます。
でもツナも大学生です。そんな約束守れる自信もないし、ましてそこまで雲雀さんに束縛される理由が分かりません。
「僕に逆らうなんていい度胸だね」
「だ、だって…オレにだって付き合いってものもあるんです」
「僕と一緒に住んでるんだから僕に従うのは当たり前だろ」
「そんな…」
ツナは助けてもらった恩もあり、強く反抗できません。でも…と色々考え込んでいると
「じゃあ、こうしようか」
「え…っ ん、んんーーー!?」
「遅く帰ってきた君に罰だ」
「はぁっ…な、なにするんですか!?」
「今度、外泊したらこれ以上のことするからね」
「これ以上ってなんですかー!!?」
ツナは雲雀さんに無理やりキスをされてしまいました。しかもこれがファーストキスだったのです。
これでもうツナは遅帰りも外泊もできなくなるのでした。
***
雲雀さんは無自覚。考えるより体が動いてます。
[1回]
PR